質の高いセグメントを育てるワケ

起業家のためのGoogleアナリティクス

前回は「あなたのサイトを改善するためには足回りから」と題して、マクロで要点の改善箇所を発見し、ミクロで改善施策を引き出す手法について共有させていただきました。

今回は、サイト全体からセグメントを取り出した後に、トラフィックポートフォリオを最適化させて質の高いセグメントを高める方法を2種類、共有させていただきます。

コンバージョン率の高いトラフィックのボリュームを増やす方法

これは前回の記事でもお伝えしたところですが、流入元ごとにかける予算のポートフォリを組んで、より高い成果をえようというものでサイト全体における比率を高めていく手法となります。

企業経営にも通じる手法ですのですんなりわかっていただけると思います。

これはダイレクト・トラフィックや参照トラフィックなど、WEB担当者側ではほぼコントロールできないトラフィックもありますが、コントロールできるトラフィックを調整して全体のパフォーマンスを改善させます。

セッション数あたりのサイト内でのコンバージョン率を高める方法

基本的にはサイトの質を向上させるため以下のような手段を用います。

ランディングページの改善

サイトの構成によって判断が少し変わるところではありますが、ユーザーがサイトを訪問し、最初に見る可能性の高いページでしょうから、ここを改善することで直帰率を下げて、有効訪問数を増やすことにつながります。

サイト内検索の改善

サイト内の商品説明であったり、サービス説明からお問い合わせなどのコンバージョンにつながるページへのトラフィックを増やせる効果が期待できます。

レコメンデーションの改善

サイト内の商品説明であったり、サービス説明から関連記事やオススメの商品やサービスを表示させるレコメンデーションを導入されている場合は、配置や選択ロジックの改善によってコンバージョン率が変わってきます。

エントリーフォームの改善

資料請求フォームやショッピングカートを設置しているのであれば、使いやすさなどを実際にテストしながら改善をすれば、ユーザーのフォームやカートの完遂率が高まり、結果としてコンバージョン率が高まる傾向になります。

この記事のまとめ

細かな部分については、あなたのサイトによって最適化させなければなりませんが、基本的には上記のような施策を重ねることで全体が改善されるでしょう。

スループットの最適化においては流入元に関係なく、どんなトラフィックにも有効なので、まず初めにトラフィックそのものを増やす施策を実行することが望ましいです。

逆にトラフィックが増えなくてもコンバージョン数を増やせるのが、スループットの改善ですので両輪で進めていく必要があります。

起業家やWEB(改善)担当者として、つまりは予算をブン取ってくる役割を持っているのであれば、Googleアナリティクスを利用してユーザーの利用状況を可視化して、関係各所を説得して行かなくてはなりません。

そこで次回は、データに説得力を持たせる方法について解説させていただきたいと思います。